番外(言いかえると…)

番外(言いかえると…)
部屋の片付けをして、毎日新聞1月14日夕刊1面「永田町『終のすみか』じゃない:転身⇒らんまん」の記事中に、なかなかいい文章だなあ、と感じられるものがあった。
長浜博行民主党衆院議員の言葉だそうだが、


「優秀な人材が政界と財界を行ったり来たりするようになれば、日本の政治にダイナミズムが出てくる」

それもいい。が、そういうことの前に次のように言いかえたい。


優秀な女性が社会と家庭を行ったり来たりするようになれば、日本の社会にダイナミズムが出てくる」


もちろんその”社会”とは、パートや派遣社員、あるいはいつまでも平社員にとどめられる等、低賃金で権限を持たせてもらえない、差別された状態での世界ではない。ましてや”個人としての女性の優しさ”に、社会が訴えた、あるいは甘えた、ボランティアやアンペイドワークではもちろんない。
男性と全く同等に評価される状態のことである。つまりここでの評価とは賃金と権限がある、という意味である。