『魔術師のおい』
- 作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1966/09/01
- メディア: 単行本
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<緑の表紙の本>
子供の頃読んだことがあったが、改めて読んでみた。
動機の一つは、『指輪物語』(→『ロード・オブ・ザ・リング』)、『ハリーポッター』に続いて、『ライオンと魔女』のナルニア国物語が映画化される、と聞いたからだ。
もう一つの動機は。風水では“『金の季節』に読書をするとステイタスがアップする”らしい。是非数十ステイタスアップできるよう、手始めに読み始めたというわけだ。
“ナルニア国物語6”にはなっているが、ナルニア国全体の年代表では一番古いことになるので、この『魔術師のおい』をトップバッターに。
子供の頃はあまり深く考えることもなく、サーッと読んで終わっていたと思うが、某人生の先輩の弁によると“視野がそれだけ広まったから”、父の弁によると“いろいろ人生経験を積んだから”、いろんなところにいちいちつっかかってしまい、1冊読むのに3日もかかってしまった。普通の文庫本なんて、2〜3時間でサーッと読めてしまう私なのに。
気になったところは次の点
・アンドルーおじのキャラクター:脅しによって人をいいようにするぞっとする卑劣さ、自分じゃ恐くていけない場所に女の子をやってしまう臆病者
→いるよね〜、こういう卑怯な中間管理職。
・ディゴリーがポリーを無理矢理押さえつけて、鐘を叩いた(ポリーは鐘を叩くことには反対していた)(ちなみにディゴリーのこの行動はその後の厄介ごとを呼び込んでしまった。ポリーの言うことを聞いておけば良かったものを、なんてバカなんだ)
→子供のクセに暴力で女の子に言うことをきかせようなんて、言語道断。こういう輩を野放しにしておくと暴力夫になるに違いない。矯正教育が必要だ。
・ジェイディスが、滅びの言葉をかけられたチャーンの国民のことを「わらわは女王、あれらはみなわらわの民じゃ。わらわの思うところを行うのでなければ、何のためにあれらは存在したのじゃ」と言う。
→中小企業の社長でこういうふうに従業員のことを考えている人、結構な割合でいるんじゃないの〜?
あっ、でも専業主婦を抱えている夫は妻のことをそういう風に思ってるかもね。
『TWENTY FOUR』のハビーブ・マルワン役の人(アーノルド・ヴォスルー)は、『ハムナプトラ』シリーズでも悪役(魔術を操るミイラ、イムホテップ役)だった人らしい。
今日の花
職場:ハイビスカス(黄)/パンジー(紫、白、茶)/スプレーマム(ピンク、白、エンジ×黄)
自宅:ハートかづら/ケイトウ(センチュリーアプリコット)