『まだまだあぶない刑事』

映画『まだまだあぶない刑事
出演:館ひろし浅野温子仲村トオル佐藤隆太窪塚俊介水川あさみ原沙知絵、山西道広、ベンガル大沢樹生中島知子木の実ナナ小林稔侍、柴田恭兵


いきなり”ハマ”じゃなくて韓国が舞台から始まって(数分続いてたので、一瞬「確かあぶ刑を見にきたのに、タカさんの大下さんも出てこないじゃないか…何の映画観に来たのか、忘れそうだなあ」と思ったものだ)、その後も、みなとみらい辺りが舞台のほとんどを占めていた。TVシリーズのような、伊勢佐木町〜中華街の辺りはあまり出てこなかった。銀星会も出てこなかったし。警官から追われているところで、日の出町から少し伊勢佐木町寄りのところにありそうなソープ街とか川が少し出てきたくらい。そこだけ妙に懐かしい画面だった。


町田透や真山薫が課長になっていて、松村課長が松村署長に、深町課長が深町神奈川県警本部長に順調に出世しているところなどは、「いいわねえ、警察はリストラもなく順調に出世できて…」と思った。私なんて、いつまでもヒラ社員だものねえ。某センセイ発言をもじると、いつまでも平リーマン。いつまでもヒラのタカ&ユージに哀愁を感じてしまうのはそのせいか?


浅野温子の変装の徹底ぶりは”あぶ刑事シリーズ”ならでは。最後はキレイに締めてくれた、けど、魔女っぽかった。よく考えると彼女も50近いんだよね?見えないけど。…ちなみに今、ナルニア国ものがたりの『ライオンと魔女』を半分くらい読んだところ。


7年ぶりの映画に、タカとユージの浦島太郎ぶり、”年取った感”を笑いにしているシーンがそこここにあったが、ときどきくどく感じたこともあった。それと、以前と比べて、派手さをさほど感じず、「”大人”の映画?」との感想も持った。が、それは、『TWENTY FOUR』シリーズの派手さに慣れてしまったせいかもしれない、とも思った。