『玉蘭』 その1
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/06/10
- メディア: 文庫
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さっき読み終わったばかりで、まだ消化し切れていない感じ。
有子が松村にあてた手紙は大いに共感を覚えた。
「東京…最初から不戦勝の女たちが沢山いるのです…東京で生まれ、親元から大学に通い、就職する女たち。化粧がうまくセンスもいい、経済的にも恵まれた彼女たち…私たち地方出身者は安いアパートに住み、…自分で自分の安全も守らなくてはいけないし、貧乏な暮らしにも耐えなくてはならない。格好のいい暮らしなどできません。不公平だと思いました。…彼女たちは…リスクがないから物怖じしない。怖じないから、どんどん冒険して伸びていく。…」
大学でも会社でも、チヤホヤされる女性は、そういう”不戦勝な女”。
お付き合いで飲み会に行っても”不戦勝な女”ばかりチヤホヤさるようなものはつまらないので、そういう予想がつくものは最近は行きません。
職場:オリエンタルユリ、リシアンサス、ヒペリカム
自宅:ダスティーミラー、ガーベラ(白、シャーベットオレンジ色)/ヒマワリ(サンリッチパイン、レモンエクレア)/ルリタマアザミ