『27歳の夏休み』

昨日、TBSで21:00-放送の2時間ドラマ。
原作唯川恵『あしたまでの距離』。雑誌『 CREA 』と『 FRaU 』に連載もののドラマ化。といっても、雑誌で連載されてたのは読んだことなかったんだけど。
キャスティングが好き(木村佳乃瀬戸朝香)だったのと、脚本が清水友佳子さんだったのとで、見ました。
まず、木村佳乃はロングの方がやっぱりいいんじゃないか、と思いました。以前、あご上ラインくらいでバサッと切ってしまっていたこともあったけど。ただ、以前のロングの頃と比べると、ちょっとした表情とか、静かな貫禄とか、感じましたね。スーツの上から下着を当てて鏡に映しているシーンとかも、なんか女優根性を感じたという感じ。瀬戸朝香は、ここのところ、私は『利家とまつ』の淀殿や『大奥』のお万の方の”強い女性”のイメージが強くて、仕事や結婚で揺れる27歳の今時の女性、というのはどうも違和感があったけれども、たぶん実年齢はそれくらいだし、それもまた新鮮だったかな。
谷原章介は個人的にはあまり好みではないのだが、このドラマの”石坂君”は、仕事で頑張ってる英子(木村佳乃)や莉沙(瀬戸朝香)の”白馬の王子様”で、癒しを与えてくれる存在なので、いいキャスティングだったんだろう。
前半からとてもいいテンポでストーリーが進んでいき、楽しめた。
まどか(辺見えみり)が英子や莉沙に「ねえ、どっちが石坂君と付き合ってるの?」としつこく聞くシーンは「暇だなあ。主婦に他人の恋愛は関係ないでしょ。他にやることにないの?」と、ちょっとウンザリ。
石坂の部屋にまどかが来ていたのはちょっと予想がついてたけど、その後はちょっとビックリ。まあ、そういうのもあり、と思うけど。

深刻になりすぎない程度に、仕事にも頑張りたい女性の意気込みも伝わってきたし、後味もまあ良かったし、いいドラマだったと思う。

今日の花
自宅:ダスティーミラー、ガーベラ(白、シャーベットオレンジ色)/ヒマワリ(サンリッチパイン)/ルリタマアザミ