『赤目四十八瀧心中未遂』
- 作者: 車谷長吉
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- 発売日: 1998/01
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原作の”綾”からは寺島しのぶのような逞しさは感じられなかった(もっと細くて折れそうな女性が私のイメージ。ちょっと若すぎるかもしれないが、仲間由紀恵なんてどうよ?)し、彫師は金髪じゃなくて短髪のもっと渋い職人肌の枯れかけた初老男のイメージ。
主人公が臓物づくりをしている部屋は窓も押入れもないイメージ。焼鳥屋のばあさんも大楠道代よりもっと太ってて小柄な、歩くより転がる方が速そうなばあさんのイメージだった。大楠道代のスレようも面白かったけれども、強欲で、その欲が全部贅肉として身体にくっついているような、意地汚く食べ、贅肉が腹に尻に太ももに二の腕に胸にタプタプしていて本人ももてあましているけれでも、それでもさらに物を欲しがるような物欲の塊のような脂で醜く太った老婆、というのが私のイメージ。もっとも、もしそんな風だったら、それを演じたいという女優さんがいるのかどうか、かなり怪しいと思うが。
今日の花
自宅:昨日と同じ