『ドッグヴィル』/番組(おぉ!)


狭い村の男たちをニコール・キッドマンが次々と誘惑し、男たちが彼女を取り合って殺し合ったり、浮気をした男を女が殺したりする話かと思っていたら…全然違っていた。


二コール・キッドマンの美しさは期待通り、いや、それ以上だったが。


まさに衆愚政治の愚かさを露呈する作品だと感じた。


中でもヴェラが主婦仲間を引き連れ、夜、グレース(ニコール・キッドマン)の元を訪れ、彼女のドッグヴィルでのささやかな成功の象徴である人形を壊すシーンでは「“主婦”の座にあぐらをかく女の図々しさ」に怒りを感じた。


夫が他の女を強姦するのはそもそも彼が“病気”だからでしょう。そして自分(この場合、ヴェラ)に魅力がないことも遠因。それを無理矢理強姦された“被害者”である女性に八つ当たりするなんてバッカじゃないの。っていうかノータリン(=脳足りん)。


その前に、夫と仲が悪いクセに子沢山っていう時点で、「結局自分自身が肉欲に勝てないだけじゃないの。そんなヤツが自分のことを棚に上げて一丁前に意見するな」と思ってしまう。


そして、グレースに“やらなくてもいいたくさんの仕事(っていうか雑用:余談だけど、サービス業って所詮そんなものが多いのかも~なんて思った)”を散々押し付けて、途中から“より長時間労働&報酬引下げ”という無理難題を押し付け、あげくは“逃亡”にも協力せずお金だけを巻き上げ、実質散々タダ働きさせてまるで奴隷のように扱う、といったドッグウィルの人々の行動は、愚かな大衆の悪しき集団心理であり、非常に強い嫌悪を感じた。


その分、ラストのアッと驚く復讐劇にはスカッとした。ヴェラへの復讐は最高である。まさに溜飲を下げた、の思いである。


そして下らない理屈ばかりこねる“トム”。彼は最低の男だ。こういう“だめんず”には引っかからないようにしないと。


番組(おぉ!)
またまたおぉ!と思うことがあった。
ヤフー検索で”コート 女” で検索すると、このブログが約247万件中1位になるようだ。
同じくヤフー検索で”ライオンと魔女 象徴”だと、49000件中1位。
グーグルで”東京ラブシネマ”だと、15700件中5位。
何か、スゴくないですか?!
一人で盛り上がってるんですけど。
やっぱり読者の皆様に感謝しないと。
ありがとうございます。