『スーパーサイズ・ミー』

スーパーサイズ・ミー [DVD]

スーパーサイズ・ミー [DVD]


不覚にも昨日、3の倍数の日にもかかわらず、ブログを書きそびれてしまい、遅まきながら、今日書いています。


スーパーサイズ・ミー
マックを30日間食べ続けたら?という映画。
とにかく衝撃的な内容。
ただ漠然と教科書的に「バランスのいい食生活が大事です」と言われるより、この映画を観たほうが納得できる。管理栄養士の人も観た方がいいんじゃないの?って感じ。健康、お金、効率、企業、一般市民(大衆)、企業責任と自己責任…について考えさせられる映画だった。


とはいえ、映像全体に悲壮感のようなものは一切なく、明るい。あくまで明るく、アメリカの直面している肥満社会、ファーストフード社会、に関してのレポートが、監督自身(188cm、84.3kg)が実験台となっている「マックを30日間食べ続る実験」とサンドイッチされながら示されている。


ちなみにその実験のルールは、
1.聞かれたらスーパーサイズにする
2.食事はマックの製品だけ
3.水も含全てマック以外のものは禁止
4.全メニューについて1度は食べる
5.1日3食取ること
(実験中は特別な運動はしない)


字幕に載っていることは、全て書き写したいくらいだったが、そのうち印象的なものは
1900ccのカップソーダは600〜800kcal=砂糖48杯分
・喫煙者は叱責できるが、どうすれば肥満者を叱責できるか?
・肥満児の約20%で肝機能に異常。そのうち半数に肝硬変の初期症状
・監督の食事(=1日マック3食)は1日約4986kcal(必要量の約2倍)
・ファースフトフード企業は1年の宣伝費に10億ドル(1000億円強!)かける。一方、ガン予防の1日5種類野菜キャンペーンには1年で200万ドル(2億円強)しか費やされていない。
12日目間で体重は92.0kgに(12日間で7.7kg)増加
・学校でコーラとお菓子だけのランチの子供が大勢いる
・17日目(監督の彼女からの話)…たまにセックスしても前ほど激しくないの…彼は…すぐ疲れてしまう…それとなかなか立たないの…
・18日目SGPT値が当初の20→290と、10倍以上に
  医師も、アルコールでなく、高脂肪食で肝臓とダメにしている、という例はない、と驚く
・最終的に体重は当初の84.3kgから95.3kgに増加
体脂肪率は11%から18%に増加
・一ヵ月で13kgの砂糖(1日約450kg)と5kgに脂肪を摂取したことになる


仮にファーストフードとは限らなくても、偏った食事はよろしくない、ちゃんと栄養のあるもの(特にタンパク質、ビタミン、ミネラル類)を摂ろう、と思いました。


今日の花
職場:ワレモコウ、ススキ、りんどう、ピンポンマム(白)
自宅:ワレモコウ、秋明菊