『永遠の仔』(三)告白

永遠の仔〈3〉告白 (幻冬舎文庫)

優希が父(雄作)から性的虐待を受けていたことは、第1巻で父親が事故死、とあったところで何となく感じていたが、本巻P.52頃、病院に送っていく父親がホテルに寄ろうと発言し、優希が左腕を噛んでしまうところで確信した。

P.43あたりの志穂にはイライラした。ここだけでなく、志穂という人間の我儘さ加減にはウンザリ。論理的でなく、自分勝手な感情の理論だけで物を言う。鈍重そうにしながらも、”妻””母”という立場を基盤に一丁前の意見を言うが、たいした根拠もなく、全くの好き嫌い、気分を基準に物事を考えている。まさしく世間知らずで愚鈍な専業主婦そのもの。

P.55の子供達が盆を落とすところは子供達に対し、嫌悪感を感じた。他人(看護師たち)の仕事の邪魔しないの。みんな、忙しいんだから。

P.114あたり。優希が父聡志と関係があったように、聡志も母志穂と関係があったのではないか?という気がしてきた。(第3巻では聡志はほとんどでてこなくて、火事の状況は今のところ、わからない)

今日の花
自宅:アジサイ(紫、ブルー)/アジサイ(ピンク)、アストランチア(マヨール)、ブバリア(赤)