月ミス横山秀夫サスペンス『モノクロームの反転』

TSUTAYAで借りてきたDVDを観ようとしたが、『横山秀夫原作』に惹かれ、月ミスを見た。
第三の時効

いきなりケチをつけてしまうが、出演者のうち金子賢橋爪功はその前の時間帯の新『こちら本池上署』にも出演しているので、「アレッ、まだ”こち池”?」ってな具合で、戸惑ってしまった。さて、それは置いといて、それぞれ抱えているものを持っている楠見正俊(段田安則)と村瀬進(伊武雅刀)の静かな戦いは、効果的な音楽も手伝い、渋さが光っていたと思う。

最後、犯人のクメジマ(津田寛治)を、楠見が「自分の身を守るために、人を殺すのを鬼畜というんだ!」というようなことを言った。それはそうだろう。でも、この事件で一番悪いのは私は高橋かおり演じる”女性”だと思う。幼い頃から男児達のあこがれで、今も家庭をもっているにもかかわらず惚れてる同級生から、惚れた弱みにつけこんで大金を借りる、その理由がヒモのダメ亭主を含む家族を守るため、なんてふざけてる。クメジマを鬼畜にしたのはこの女だ。他人の感情を弄んでいる。清純そうな顔をしても、家族の為のけなげさを装っていても、やってることはまさしく悪女じゃないか。そんな”女”のために殺人を犯したクメジマが哀れにさえ思ってしまう。

だいたい、私の経験では、”クラス中の男子の憧れ”だとか”コンパでの一番人気”だとかの類の女性は、裏表があって、男性の前では静かににっこり微笑んでいても女性同士になるとコロッと態度が変わって言いたい放題やりたい放題になる場合が多い。和を乱す。そして、ポワーンとなってる男性の中から一人選んでこっそりとちゃっかり仲良しになっていたりするのだが、その他大勢の男性陣はそんなことも知らずに盛り上がったり、知っても「でも○○はやっぱりボクらの憧れだ〜(目がハート)」になってたりするんだな。

その他、石橋凌寺田農、も出演。

一昨日、昨日の『対岸の彼女』に関して、友人から指摘がありました。
最近は、夫が妻を伴って自分の実家に行くことは非常に少なく、逆になっているようです。

今日の花
職場:サンダーソニア、リシアンサス(イエローなんとか)、スプレーマム(白)
自宅:リシアンサス(キングオブイエローピンクフラッシュ、エクローサブルー)