『大奥の謎〜秘められた江戸の密室』

元々は日本史に興味がなかったのだが、NHK大河ドラマ利家とまつ』、フジ『大奥』がきっかけで、戦国時代・お城・大名等々に興味が出てきた。その延長で、この『大奥の謎〜秘められた江戸の密室』も、書店で見かけてつい買ってしまった。読んでしまった。

日本史に疎い私が今まで知らなかったことが、いろいろと出てきて新鮮に読めた。
例えば、「女性は半人前ときめつけたのは、武士の建前が戦場で働くことにあったからで、戦場へ連れて行けない女などは足手まといになるだけと考えていた。そのくせ男だけでは子供がつくれないので、女性を必要とした」 そのくせ〜には笑ってしまった。今に続く男尊女卑はここが発祥なんでしょうか?

かと思えば、「戦場に女性をつれて行けない武将たちは小姓を男色の相手としていたので、平和になっても、その習慣を遺していた。つまり両刀づかいが多かった」 えっ?そうだったの?

ってことは、例えば織田信長とスーパー小姓森蘭丸なんかもそうだったんだろうか?

紀伊徳川家二代目当主光貞は、〜、相撲取りのような力持ちの女性を好んだ」「(光貞の気に入った風呂焚きの)婢女は、見込みどおり、たちまち妊娠して、男児を生み落とした」これが後の吉宗。

六代将軍家宣には京都から迎えた御台所、側室がいたが、どうも京都から迎えた公卿の娘は、立派に育つような跡継ぎを生んだことがなかった。

京都の公家は、何年も近親婚して遺伝的に弱くなっていたのでしょうか?それにしても、紀伊川の光貞は非常に実用的な好みだったということですかね。

そういったところで、いろいろ勉強になりました。

今日の花
職場:オリエンタルユリ、リシアンサス、ヒペリカム
自宅:ヒマワリ(サンリッチパイン、レモンエクレア)/ルリタマアザミ